#ブックカバーチャレンジ day 8
「潮騒」
三島由紀夫の文章は美しい。特に本書は全文美しいと思いながら読みました。個人的にはかの百恵ちゃんの映画で有名になり知った話なのですが。そういえば、「潮騒のメモリー」ってのもありましたね。
「豊饒の海」も第一巻(春の雪)は素晴らしいと思います。こちらもよく映画化、ドラマ化されていますね。
三島が割腹自殺を遂げた時、私は小学校2年生。隣の家に生首と血の海の写真が載った雑誌、確かアサヒグラフがあって、恐々見せてもらっていた記憶があります。彼の小説・著述には、こういう死に方にかなり憧れていたんだろうなあと思わせる記述があちらこちらにあります。当時はどのように思われていたんでしょうか?やはりヤバい人、って感じだったのでしょうか。そのあたりの空気感がちょいと気になります。今よりもっと熱く、騒がしい時代だったのかもしれませんが。