内田樹著「下流志向ー学ばない子どもたち 働かない若者たち」を読む。

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

 学力の低下、ニートの問題を、学びからの逃走、労働からの逃走をキーワードに解析している。師弟関係の条件など、興味深い教育論が展開される好著である。
 「勉強は何の役に立つの?」という問いかけに答えようとしたところから教育がおかしくなってきた。すべての教育は、人間が築き上げてきた文化の継承である。われわれは継承の担い手、鎖の輪にならなくてはならない、というくだりは納得だ。"STAR WARS" の例え話もよい。

 Carole King "In Concert" を聴く。

In Concert

In Concert

 迫力満点。でも本当にバラエティに富んだ楽曲が並ぶ。最近よく耳にする "Loco-motion" なんかも聴ける。もっとも例のCMの方は、歌っているのはグランド・ファンク・レイルロードだが。