医療ネタが続くが、以下のニュースも目に留まった。

乳がんマンモ定期検診で議論沸騰=40代勧めず−米政府作業部会
11月18日10時57分配信 時事通信
【ワシントン時事】米政府の予防医療作業部会は17日までに、乳がんの早期発見に有効な乳房エックス線撮影検査(マンモグラフィー)に関して、40代の定期検診は勧めないとの勧告を発表した。誤判定や過剰診断などを理由に挙げている。
 同部会は2002年に40歳以上の女性に対して、隔年で同検診を受けるよう勧めていただけに、新たな見解の是非をめぐって議論が沸騰。ハーバード大学医学部のコパンズ教授(放射線医学)はワシントン・ポスト紙に「マンモグラフィーは何万人もの命を救ってきた。ひどい勧告で非論理的だ」と批判している。
 作業部会は16日に発表した勧告で、「誤判定や過剰診断によるリスクと受診による利益を比較した場合、40代はリスクがほかの年齢層より高い」と指摘した。
 ただ、部会はマンモグラフィーの効用を否定しているわけではなく、「50〜74歳の女性は隔年で受けるべきだ」ともしている。(Yahoo Newsから)

しかし、実はこの議論は日本では以前からあった。40代以下の密度の高い乳房におけるマンモグラフィ乳がん発見能力には限界があって、超音波検査も適宜併用すべきというのが、日本におけるコンセンサスだと思う。また、それを立証するために、J-STARTという全国規模の臨床試験が開始されている。