日本乳癌学会学術総会2日目

 学会2日目。午前中に2つの発表を行った。ひとつはパネル・ディスカッション「センチネルリンパ節生検の諸問題」で、現在行われている国内臨床確認試験の中間報告を行う。本試験のデータをもとに保険承認のめどが立ったこともあり、発表の機会を得たものと思う。
 次にお隣の会場に移り「化学療法」のセッションでTC療法の発表を行う。日本でも最近急速に広まっているレジメンで主に副作用の特徴などを話させていただいた。会場が満席で立ち見もありで、びっくり。
 ほっと一息ついて、Stephen B. Edge先生の招待講演を聴く。米国の著名な腫瘍外科医で、NCCN(National Comprehensive Cancer Network)の主要メンバー。医療の質をどう評価し、役立てていくか。そのシステムをどう構築していくのかという話題で興味深く拝聴した。でも本当にbigな先生だ。

 午後は、ポスター発表など若い先生の発表を聴く。気軽にいろいろ質問できるところがポスターセッションのよいところだ。

 最終的な参加者は5千人を超えたという。過去最高だそうだ。会場がどこも満員御礼で狭かったように感じたのも納得。来年は北海道、どうなるのでしょうか。
 夜は、Edge先生との食事会の後、高校時代の友人と飲む。数年ぶりに会う友達二人と痛飲。