パエリアは鍋料理

 今晩の夕食にパエリアを作った。パエリアはいうまでもなくスペイン料理だが、実は鍋料理であるということを10年くらい前のTV番組で知った。確か、NHKで夜の11時くらいの番組で「味わいパスポート」という番組であったと思う。各国の代表的な料理を紹介する番組で、レポーターが現地に赴き、代表的なレストランで1食、現地の人と庶民的な食堂で1食、そして最後にその人のおうちで一緒に作って食べる、という構成で、とっても楽しい番組だった。
 さて、パエリアだが、玉葱をいため、鶏肉、魚介類、野菜を加え、ワインと水で煮る。まさに鍋もの。普通の鍋と違うのはここから、具材をすべて取り出し、だしのよくきいたスープにサフラン、カレー粉、ケチャップなどお好みの色付け、味付けをして米を入れる。かたいのが好きな人は精米のまま、かたいのが苦手な人はかために炊いたご飯や残り冷や飯を使うといいでしょう。味がしみて炊きあがってきたら、火を止め、むらしつつ、具材をうえに盛りつけていく。フライパン(もちろんパエリア鍋があればパエリア鍋)のまま、食卓へ。
 鍋料理ですから失敗はなく、適当に作っても絶対美味しいわけです。
 というわけで、ごちそうさま。