雨の春分の日

 雨の祝日(春分の日)。緊急防災会議もあっため休日出勤。
 緊急防災会議では、気仙沼の病院への支援を継続していくことが話し合われた。急性期を過ぎ、外傷などの緊急処置よりも、風邪、慢性疾患の管理など内科医的ニーズが増えていることが報告された。今後、継続してチームを編成し、派遣していく計画とのこと。途中経路の東北道放射能汚染の心配がないことがポイントにおける観測によって確認されている、なんていう話もあった。腫瘍内科のB先生とがん患者さんの受け入れもこれからやっていきましょう、と話をする。
 計画停電は行われていないが、節電は継続中。暗い廊下を歩きながら、今後、節電を恒常化して原子力発電がいらない日本を目指すのか、原子力発電の安全性を高める努力をして電力需要に応えていくのか、日本国民は選択を迫られるのかな、と考えた。便利さを手放すことはなかなかできないからやっぱり後者になるのかな、とぼんやりと思う。景気を良くしろって、言われたら、やっぱりそうなるよな。何かうまい方法はないのか、next generationのscienceの時代か。
 そのままもろもろの仕事をする。ややセンチメンタルな気分だが、センチネル関連の仕事をして気分を高める。
 この雨の中、福島の原子力発電所の「冷温停止」に向けた作業が成功することを祈ります。