故意の無気力相撲

 朝のニュースを見ていて、「八百長」は正式な言葉ではなく、「故意の無気力相撲」が正式な用語であることを知った。しかし、この大騒ぎ、政治家の発言も必要なことなのであろうか。おそらく「八百長」という言葉の存在が示すように昔からあったと思われる。八百長で負けるにしても下手に投げられれば怪我もするわけで、決して無気力ではやれないことだと考える。大相撲は興行で成り立っているのだから、客の方も真剣勝負と温情勝負、両方ひっくるめて楽しんでいるのではないか。
 むろん、星が金で売買されたという事実はファンを大きく失望させるもので、関係者にはある程度の処分は必要であろう。しかし、それは相撲協会内部でしっかりやればよいことで、大相撲をいかに魅力的にするかという観点でよく考えて今後の運営を行ってほしい。政治家にとやかくいわれるプロスポーツはみっともないと思う。