年末の買い出しに日本橋三越へ妻と出かける。デパ地下にある和菓子屋で金沢の正月菓子「福梅」を購入するため。やはり正月には、福梅が欠かせない。福梅は、加賀前田藩の家紋である梅の紋を形どった皮の中に餡の入ったミニサイズのもなかである。ほどよい大きさとくどすぎない甘さで、食後のデザートとしてみかんと番茶と福梅は、金沢の正月の定番である。東京ではなかなか手に入れるのが大変なことも多かったが、今年は何とか購入できた。それでももっと買えばよかったと早くも後悔?
 日頃は混雑するデパートも、さすがにこの時期は地下の食料品売り場以外は静かだった。年明けのバーゲン待ちといったところか。玄関には三越の暖簾がかかる。ちょいめずらしい。