「悩む力」を読む。
個人の「自由」が進んだ現代では死ぬのも生きるのも自由、それゆえに「何のために生きるのか」、悩まなくてはいけなくなったという。また、現代を明治の時代になぞらえ、夏目漱石マックス・ウェーバーの著作から、金や結婚の悩みなどが紹介されている。最後に老人の攪乱する力の話が出てくる。悩むのは若者だけの特権ではない。悩むことは現代人の証か。

悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)