浜松にて

ktsugawa2008-06-29

 昨日今日の土日に、浜松で、臨床EBM研究会が開かれ、チューターとして参加した。今回は学会発表をいかに吟味し臨床に生かしていくかという話題。
 学会はお祭りで、製薬会社のプロパガンダの場だ、なんていう過激な意見もあったりした。しかし、学会は最新の情報を知る場でもあるが、同業の研究者や関係者と情報・意見交換をする貴重な場であると思う。そして、なんと言っても若い人たちの勉強の場でもある。駆け出しの頃は学会に行くことが、著名な研究者に会ったり、質問したりするチャンスなのだ。それを知っている良心的な研究者は、どんな若造の質問でも丁寧に答えてくれる。それにインスパイアされて若者は育つし、学問は継承されるものだ。だから多くの研究者は学会出張は嫌いじゃない、むしろ好き、だと思う。日常からほんのちょっと逃避もできるしね。
 それはともかく、今回は学会発表を鵜呑みにするな、という課題であった。いかなる時にも批判的吟味が必要である、というわけだ。グループワークなどもあり、結構忙しかったが、地ビール、ウナギと楽しみもあった。
 また、会の中心メンバーであるW先生のオンコロジーセンターを見学。ゆったりとした環境と機能的な点滴設備など、すばらしいの一言でした。
 午後、雨が強くなる中、途中徐行運転の新幹線で帰京。皆様、お疲れ様でした。