思考の整理学

外山滋比古の「思考の整理学」を読む。文章を書くこと、書くネタをどうやって発酵させるか、参考になることがあった。しかし、資料の整理方法などはコンピュータが発達した現代では大きく変わっている。いかにPCを活用して資料を集め(インプット)し、効率よくアウトプットするか、なんていう本も数多く出版されている(勝間和代「新・知的生産術」など)。
現在、文章を書くときには、ほとんどの人がPC、キーボード入力をしていると思われる。また、携帯のメール打ちに早打ちというのもあるそうだ。高校生の娘たちも恐るべきスピードでメールを交換しあっている。おかあさんの連絡網も今や携帯メールだ。僕は慣れないせいか、携帯メールは数行で疲れてしまう。メールといえばPCだ。しかし、相手にすぐ伝えるという迅速性では携帯が圧倒的に有利だ。
何を書くか、何を伝えるか、どう考えるかの、発想法は今も昔も変わらないが(人間そのものは変わらない)、インプット、アウトプットの部分は時代によって大きく変わる。おもしろいところだ。
僕も現代人として頑張ってみたい、そう思って、このブログを書いている。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)