形成外科とのコラボレーション

 今日は、手術日。朝から3名、4乳房の手術があった。1名の方が両側。
 最後の方は、私が乳房部分切除術+腋窩リンパ節郭清を行った後、形成外科のM先生にバトンタッチ。上腹部の脂肪弁を用いた乳房部分切除後再建を行っていただいた。広い切除範囲となったが、volumeも損なわれず、良いできばえとなったと思う。今後、術後化学療法、放射線治療が待ち受けており、最終的な整容性の評価はこれからとなる。しかし、まずは病変をきれいに取り除き、乳房も温存できた、ということで、次の治療に前向きに取り組んでいただけるのではないか、と期待している。
 このように、形成外科の専門医とコラボレーションできる環境で診療ができるということは、患者さんに対し質の高い治療オプションを提示できるということになり、私にとっても大変幸せなことである。また、麻酔科の先生にも最後までおつきあいいただいた。これまた大変幸せな(ありがたい)ことである。今後も症例を積み重ねていきたいと考えている。